EV充電エネチェンジは新料金システムでもっと使いやすく

■新機能「充電出力に応じた料金」システム導入

「EV充電エネチェンジ」は、3kWの充電出力にのみ対応している車種（軽EVやPHEV等）に向けて新機能を導入しました。充電時に出力電力量が自動で判別され、料金が算出される機能です。アプリ「EV充電エネチェンジ」の2023年1月23日にリリースしたバージョンv1.4.0以降でお使いいただけます。
これまで、充電にかかる料金は充電時間で算出されていたため、3kW出力の電気自動車やPHEVは、6kW出力の電気自動車と同じ料金が請求されていました。新機能の導入により出力電力量に応じて料金が算出され、全てのEVドライバーに適正価格で充電サービスを提供できるようになりました。

■軽EV×EV充電エネチェンジの目的地充電＝快適な日帰り旅行

長距離ドライブを苦手とする軽EVであっても、利用しやすくなった目的地充電を活用すれば、快適な日帰り旅行が叶います。その一例をご紹介します。

都内に住むエネさん夫婦は、最近軽EVを購入したばかり。
エネさん「いつもは街乗り専用だけど、せっかくだから今日は遠出してみよう。」

向かう先は栃木県栃木市の日帰り温泉施設「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」道のりは102km、東北自動車道を使用し、1時間15分ほどのドライブです。

「栃木天然温泉 いきいき夢ロマン」は、全国でも珍しい黄金色の炭酸水素塩温泉を源泉かけ流しで堪能できるほか、露天風呂はもちろん、ジェット風呂やシルク風呂、高濃度人工炭酸泉など湯めぐりが楽しめる日帰り入浴施設です。他にも、フィンランド式ロウリュウサウナで「整う」もよし、手もみ処でボディケアやリフレクソロジーでほぐれるもよし、湯休み処で寝転んで寛ぐもよし、日々の疲れを癒すことができます

（栃木天然温泉いきいき夢ロマンHP）

エネさん「温泉とサウナで汗もかいたし、レストラン「夢」のランチとデザートで満腹・満足。この後、もう一回温泉につかってこようかな」

■温泉で癒されながら効率的にEV充電を

さて、温泉を満喫している間、運転してきた軽EVは施設の駐車場に設置されている「EV充電エネチェンジ」で充電することを忘れずに。

例えば、3時間充電した場合、3kW相当出力であれば、出力電力量は9kWhで495円、航続距離は約75km伸ばすことができます。もちろん支払いはアプリ上で完結＋使った分だけのシンプルな仕組みです。

エネさん「温泉でゆっくりしている間に、行きで使った分の7割も充電できたんだね！せっかくだから寄り道してから帰ろうかな。」

■道の駅に寄り道してご当地グルメに舌鼓

せっかく出かけたならご当地グルメも味わいたい。次に目指すのは栃木県佐野市の「道の駅 どまんなか たぬま」距離は29.5km、およそ30分のドライブです。

「道の駅 どまんなか たぬま」は、地元の新鮮野菜が並ぶ産地直売所のほか、本格中華を味わえる「花と華」や、佐野ラーメンはじめ豊富なメニューの「はなみずき」などグルメも充実。遊具やミニSLが走る親子向けの広場や、たぬま温泉の足湯があり、幅広い年代が集う憩いの場です。

（道の駅 どまんなか たぬまHP）

■ドライバ―はリフレッシュ、EVは充電で帰り道も安心

もちろんここでも、駐車中にEV充電エネチェンジを活用します。「道の駅 どまんなか たぬま」のEV充電器は屋根付き駐車場に設置してあるので雨の日も快適です。

滞在中の2時間で充電した場合、3kW相当出力であれば、出力電力量は6kWhで330円、航続距離は約50km伸ばすことができます。

エネさん「新鮮な野菜もいちごも買えたし、リフレッシュOK！軽EVも充電できたし、帰りのドライブも安心だね。」

■目的地充電は時間の有効活用

道の駅から1時間ちょっとのドライブを終えてエネさん夫婦は帰宅しました。この日の総運転距離は218km。滞在地2か所で行った普通充電（3kW相当）は合計5時間で＋約125km、料金は825円でした。

エネさん「軽EVを買ってから初めての遠出だったけど、行った先で充電できるからタイムロスがなくて、めいっぱい楽しめたね！目的地充電っていいね！」

目的地で楽しい時間を過ごしている間に、往路で消費した電力を効率的に補充できれば、復路の継ぎ足し充電を心配する必要がありません。急速充電のタイムロスも発生しないため、帰宅予定時刻まで存分に遊びつくすことができるのです。

現在エネチェンジでは、滞在時間が2～3時間以上となる商業施設、レジャー施設、宿泊施設やゴルフ場などへの6kW普通充電器の設置を積極的に進めています。快適なEVライフの実現を目指し、全国で充電スポットは日々増え続けています。今後もEV充電エネチェンジにご期待ください。