電気自動車の充電利用シーン(基礎充電、経路充電、目的地充電)を解説します!

電気自動車(EV)は、エネルギーの補給方法がガソリン車とは少し異なります。電気自動車の充電利用シーンについてご説明します。
電気自動車の充電利用シーン

電気自動車の充電は、従来のガソリン車への給油に比べると時間がかかってしまいますが、その代わりにドライバーは充電の間ずっとクルマに立ち会う必要はありません。
したがって、「駐車している時間を利用して充電しておく」という効率的な運用ができます。
- 自宅などで行う「基礎充電」
- 移動途中に充電スタンドに立ち寄る「経路充電」
- 出先の駐車場などで行う「目的地充電」
以上の3つの充電利用シーンがあります。
それぞれ順番にご紹介しましょう。
基礎充電とは?
基礎充電とは、自宅や事業所の駐車場などドライバーが普段もっとも滞在する場所で行う充電のことです。
帰宅・帰社した際に充電を開始しておき、次にクルマに乗る時までに充電を完了させます。
オフィスや工場にEV充電器を設置して、福利厚生の一貫として従業員向けに充電器を無料開放するという企業も増えてきています。
経路充電とは?
経路充電とは、目的地に着くまでに足りない分を補う充電のこと。バッテリー残量がほとんど無い緊急時などの利用を指します。
ガソリン車に置き換えると「遠出をする際にSAに併設されたガソリンスタンドを利用する」「ガス欠しそうなので一旦回り道をしてでもガソリンスタンドを探す」というようなシーンに近いです。
いち早く充電を済ませたいというニーズから、「普通充電」ではなく「急速充電」を利用するのが一般的でしょう。
目的地充電とは?
目的地充電とは、滞在先の施設で行う充電をいいます。
コンビニやスーパー、病院、ショッピングモールなどの生活圏内にある施設の駐車場や、ホテルや旅館などの宿泊施設、ゴルフ場やキャンプ場などのレジャー施設などに導入されています。
電気自動車(EV)のドライバーは、こうした目的地の施設で用を済ますついでに充電をしたり、充電目的に来店して商業施設で時間を過ごしたりすることになるでしょう。
パソコンやスマートフォンが普及してコンセントの利用できる場所が重宝されるのと同じように、電気自動車(EV)が普及することで今後は充電スポットを備えているかどうかが評価指標の一つになります。
エネルギーの補給場所はガソリンスタンドから目的地での補給へシフトしていく

日本政府は、2035年までに乗用車新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げています。今後、ガソリン車に変わり電気自動車(EV)が普及していくことで、エネルギー補給のスタイルは一変します。
自宅や出先の駐車場で充電できるため、わざわざガソリンスタンドに足を運ぶ必要は無くなります。立ちよる商業施設やコインパーキングなど、ほぼすべてのパブリックスペースがエネルギー補給地の選択肢となるでしょう。
商業施設や宿泊施設、駐車スペースなどのオーナーは、電気自動車(EV)の充電設備を導入することで得られるメリットがあります。
ひとつは、来客者の増加が期待できること。電気自動車のドライバーは外出先でも充電できる場所があればこまめに充電したいと考えます。
したがって、旅行や買い物・レジャーなどの目的地を決める際に、「EV充電器があるかどうか」がひとつの基準になるでしょう。EV充電器の設置が、訪問される理由のひとつになるはずです。
ふたつめは、売上の増加です。来客したEVドライバーが電気自動車を充電している1時間〜3時間くらいの間、その場所に滞在し用事を済ませます。目的の買い物などを済ませたあとも、充電が完了するまでの間滞在しているため、滞在時間の増加により購買額が伸びることが考えられます。
今後、電気自動車(EV)が普及すれば、業種を問わず多くの施設が目的地充電を想定したEV充電スタンドを導入することになるでしょう。
ライバルがまだ少ない早期の段階で充電器を導入し差別化することが鍵となります。
まとめ
・電気自動車の充電利用シーンについてご紹介しました。日本政府は、2035年までに乗用車新車販売における電動車の比率を100%とする目標を掲げています。これから本格的にガソリン車から電気自動車へのシフトが始まるので、電気自動車の充電設備も増えていきます。
・今後は商業施設や宿泊施設、駐車スペースなどに電気自動車の充電設備があることが求められるようになります。
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